睡眠は体とメンタルの健康を保つ上で、欠かすことができない重要なプロセスです。
忙しい中でも、快適な睡眠を実現したいのであれば、睡眠の質を向上させてくれる3つのポイントを覚えておきましょう。
適度な運動は心地よい睡眠をサポートしてくれる
快適な睡眠を手に入れる1つ目の方法は、「適度な運動を行なうこと」です。
人体は体温が高い状態から低い状態へと移行する時に、眠りを感じやすいとされています。
ですから、ストレッチやウォーキングなどで体全体の筋肉を動かして、血流を良くして一度体温を上昇させて、その後徐々に体温が下がって行く段階でベッドへ入ると、眠りが安定しやすくなるわけです。
運動をするのに理想的な時間は、「午後6時から8時前後」とされています。
それ以降の時間帯に運動をしてしまうと、体温の高い状態が維持されてしまうため、快適に眠ることが難しくなってしまうでしょう。
運動の強度は、「少し汗ばむものの疲労を感じない程度」を目安にしましょう。
スポーツジムで行なうような、激しい運動は避けるのが賢明です。
負荷が高い運動をしてしまうと、交感神経が強く刺激されてしまい、眠りにくい状態になってしまうからです。軽いランニングやバランスボールを使ったストレッチなども、おすすめです。
就寝直前の食事は避けよう
2つ目の方法は、「就寝直前に食事をしないこと」です。
眠る前に食事をしてしまうと、胃や腸が消化作業をするために、血流を活発化させてしまいます。
そうなると、交感神経が刺激されて眠りにくくなってしまうのです。
ですから、ベッドに入る3時間ないし4時間前には食事を終えることを心がけましょう。
また、夕食に乳製品や大豆製品を摂取するのも効果的です。
これらの食材は、比較的消化が早いことに加えて、睡眠ホルモンの一つである「メラトニン」の生成を促す働きがあります。
リラックスした状態でベッドに入ることが大切
3つ目のポイントは、「リラックスした状態で就寝すること」です。
せっかくベッドに入っても、次の日の予定などを考えていると、なかなか寝付くことができません。
リラックス効果のあるBGMをかけたり、アロマを使ったりして、脳がリラックスできる環境作りをしましょう。
ぬるめのお湯にゆっくりと浸かって体をほぐす、というのも効果的です。
加えて、ベッドに入ったなら間接照明に切り替える、というのも有効です。
照明が強いと、交感神経が刺激されて眠りが浅くなってしまう、ということを覚えておきましょう。