水出し緑茶は睡眠の質向上に有効って本当?その理由に迫ろう
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緑茶にはカフェインが含まれているため、睡眠前の摂取を控えている人は多いでしょう。

一方で、水出しの緑茶には睡眠をサポートする効果があることが分かってきています。

その主な効能について、確認してみましょう。

 

水出し緑茶には「テアニン」がたっぷりと配合されている

緑茶を水出しにすると、お茶の中にカフェインはほとんど発生しないという特徴があります。

そのため、夜でも安心して摂取することができるわけです。

 

また、水出し緑茶には、「テアニン」という成分がたっぷりと配合されています。

このテアニンには、高いリラックス効果があります。

 

ある臨床実験によると、テアニンを摂取した被験者の脳からは、リラックス状態であることを示す大量のα波が検知された、ということです。

 

テアニンには交感神経を鎮めて、落ち着いた気分にする作用もあります。

ですから、テアニンをたっぷりと含む水出し緑茶は、「強いストレスを感じていて熟睡できない」という人に、大変おすすめなのです。

 

加えて、テアニンには脳内におけるドーパミンの生成を促す、という作用もあります。

ドーパミンは「幸せホルモン」の一つに分類されていて、沈んでいる気持ちを元気にしてくれる、という効果があります。

 

ですから、「イライラして眠れない」という時には、水出し緑茶の摂取が大変効果的なのです。

テアニンの効果が表れるのは、摂取してからおよそ1時間後ですので、お茶を摂取するタイミングを決める目安にしましょう。

テアニンを抽出する方法とは

茶葉からテアニンを抽出するための良い方法は、「ぬるま湯に浸すこと」です。

 

熱湯をかけてしまうと、テアニンはほとんど生成されません。

ですから、茶葉は40℃から50℃程度のお湯に入れ、じっくり時間をかけて抽出しましょう。

 

また、テアニンをとりわけ多く含んでいるのは「新茶」もしくは「玉露」なので、茶葉の種類を選ぶ際の参考にしましょう。

緑茶の飲み過ぎには注意しよう

水出し緑茶は睡眠をサポートしてくれるだけでなく、旨み成分がたっぷりと抽出されているので、大変飲みやすいという特徴もあります。

 

とはいえ、緑茶には利尿作用があります。

そのため、就寝前に飲み過ぎてしまうと、夜間お手洗いに行きたくなってしまい、睡眠が中断されてしまうということが起こり得ます。

 

ですから、夕食時にコップ一杯程度の水出し緑茶を飲んだなら、それ以降の摂取は控えるのが賢明でしょう。

 

「テアニンを効率良く摂取したい」という人は、サプリメントと併用することをおすすめします。

 

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