ビジネスマンとして毎日忙しく働く人の6割以上が、日中ふと眠気に襲われるという経験をしています。
それでは、日中の眠気対策として、どのような手段を講じると良いのでしょうか?
ここでは、誰でもすぐにできる有効な眠気対策を3つご紹介します。
何かを食べるのは眠気対策のとても有効な手段
シンプルで効果の高い眠気対策は「何かを食べること」です。
口を動かすことで、脳に信号が送られるので、覚醒効果を期待できます。
ガムなどを噛むのも良いでしょう。
また、チョコレートやあんパンなどの甘いものを少し摂取することで脳に栄養を送って覚醒を促す、というのも効果的です。
ただし、短時間に大量の甘いものを摂取すると、血糖値が急激に上昇して眠くなることがあるので、「甘いものは少量」を心がけておきましょう。
コーヒーやお茶といったカフェイン入りの飲料を摂取するのも良いでしょう。
ただし、カフェインは効果が表れるまでに20分前後かかります。
ですから、眠くなる時間帯があらかじめ分かっているなら、その時間から逆算してカフェインを摂取するようにしましょう。
ただし、カフェインを含むエナジードリンクは、大量に摂取すると肝臓や腎臓に大きな負担がかかることが知られていますから、摂取の頻度や量に注意が必要です。
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眠気を飛ばしてくれるツボを押してみよう
「会議中なので何も口にできない」といったケースでは、眠気覚ましに効果的なツボ押しをおすすめします。
首の後ろ側で、頭蓋骨との境目にある「風池」というツボは、血行を促進して脳の覚醒を促すだけでなく、肩コリや疲労回復にも効果があるとされています。
また、頭の頂点にある「百会」というツボは、眠気対策だけでなく、眼精疲労や頭痛にも効果的です。
百会の場所はすこしだけ凹んでいるのですぐに見つけることができるでしょう。
「さりげなくツボを押したい」という人は、手にある「合谷」のツボを押してみましょう。
親指と人差し指の付け根にあるこのツボを、少し強めに押すことで、眠気がすっきりとするはずです。
交感神経を刺激してみるのも効果的
眠気は副交感神経が優位になって、「メラトニン」というホルモンを分泌している事から起こります。
ですから、交感神経を刺激して、このホルモン分泌を抑えることが大切なのです。
具体的には、「少し歩く」「何度か屈伸する」「冷たい水で顔を洗う」といった方法が有効です。
こうして、体に何らかの刺激を与えることで、徐々に交感神経が優位になるので、それに伴って眠気も減少することでしょう。