香りが良いハーブティーは、体への刺激が少ないことから広く支持を集めています。
また近年では、ハーブティーの持つ睡眠サポートの効能が注目されています。
ここでは、快眠に役立つハーブティーについて調べてみましょう。
体を内側からリラックスさせてくれる「カモミール」
胃や腸の働きを活発にして、体内の免疫機能を向上させてくれる「カモミール」には、高いリラックス効果があります。
カモミールティーを摂取することで、体内のホルモンバランスが整えられるため、イライラした状態や強いストレスを感じている状態をやさしく緩和してくれます。
ですから、ストレス性の不眠を抱えている人には大変おすすめです。
加えて、カモミールには発汗を促す作用もありますから、「冷え症で眠ることができない」という人の症状改善にも効果が期待できます。
カモミールティーはカフェインフリーなので、「なかなか眠れない」という夜間にも、安心して飲むことができるでしょう。
甘い香りが特徴的な「リンデン」
ヨーロッパ原産の「リンデン」は、高い鎮静作用があることで知られています。
ですから、「ストレスで夜なかなか眠れない」という人には大変おすすめです。
また、リンデンには「ビオフラボノイド」という成分が多く含まれています。
この成分には血圧を下げる効果があるので、高血圧によるいびきや無呼吸症候群で深く眠ることができない、という悩みを持つ人は、定期的に飲用すると良いでしょう。
ただし、リンデンティーには利尿作用があるので、夜眠る前の大量摂取は避ける方が賢明です。
爽やかな香りの「レモングラス」
殺菌作用が高い「レモングラス」は、体調不良や胃腸の調子が悪い時に広く飲まれています。
レモングラスには「シトラール」という成分が配合されています。
この成分は、高ぶった神経を鎮静化する効果とリフレッシュ効果があります。
ですから、ストレスによる不調や不眠の症状がある場合には、就寝前にじっくりと煮出したレモングラスティーを飲むと良いでしょう。
さっぱりした味わいの「レモンバーム」
睡眠前の摂取をおすすめしたい、もう一つのハーブティーは「レモンバーム」です。
レモンバームには、抗うつ作用のある成分が配合されているため、不眠で悩む人には高い効果が期待できます。
また、レモンバームには発汗を促して体温を下げる効果もあります。
体温が下がると副交感神経が優位になるので、より眠りやすくなるはずです。
レモングラスほど強い風味はないので、「さっぱりしたハーブティーを飲みたい」という人にはおすすめです。