赤ちゃんや子供たちは、ふとしたことでストレスを感じてしまい、寝つきが悪くなることがあります。
ここでは、そんな場面で親御さんたちにぜひ活用してほしい、子ども向けのおすすめリラックスミュージックをご紹介します。
オルゴールの音楽は快眠をサポートしてくれる
オルゴールの奏でる音楽は、脳を刺激してリラックス効果を高め、心地よい睡眠をサポートする働きがあります。
その理由としては、オルゴール音の持つ広い周波数が、副交感神経を刺激するためと考えられています。
優しく響くオルゴールの音楽は、なかなか泣きやまない赤ちゃんを落ち着かせたり、寝つきの悪い子供たちを眠らせるうえでも大変効果的です。
実際、動画サイトにおける「子どもを寝かせる音楽ランキング」では、ジブリやディズニーの音楽をオルゴールバージョンにアレンジした作品が、軒並み上位を占めています。
「昼間だけでなく、夜間でも流しやすい」というのも、オルゴールの音楽が人気を集める理由と言えるでしょう。
ゆったりとしたリズムのピアノも効果的
テンポが速い音楽よりも、ゆったりとしたテンポの方が、聴く人に安心感を与えてリラックスさせることができる、ということが分かってきています。
感受性の強い幼児であれば、とりわけ聴く音楽のテンポによって気分が変わってしまう、ということを覚えておきましょう。
また、ピアノの音色は自律神経の働きを正常にする効果があり、緊張をほぐしてリラックスさせてくれるということも明らかになっています。
ですから、寝つきが悪い子どもたちには、テンポが緩やかなクラシック音楽、特にピアノ協奏曲などを抑え目の音量で聴かせる、というのが効果的でしょう。
クラシック音楽をたっぷりと聴かせることは、幼いうちから芸術感覚を育てるという観点からも、望ましいと言えます。
胎動音をまとめた音楽ファイルもある
最近では、「胎動音」つまり子どもが母親の胎内で聴いている音をまとめた動画や、音楽ファイルが登場して注目を集めています。
生まれたばかりの赤ちゃんにとって、胎動音は慣れ親しんだサウンドなので、この音を聴かせることで気持ちがリラックスするはずです。
結果として、睡眠習慣の改善に大きな効果が期待できるでしょう。
実際に胎動音を聴かせた結果、「あまりぐずらなくなった」と感じている親御さんは少なくありません。
ただし、音量はそれほど大きくする必要はありません。
「今日は寝つきが悪いな」と感じる時に、少しの時間聴かせてあげるだけで十分です。