「いびきをかいている」ということを、他の人に知られるのは気恥ずかしいものです。
では、旅行へ出掛けた際に、極力いびきをかかないようにするために、どのような対策ができるでしょうか?
ここでは、3つのポイントをご紹介します。
お酒は控えめにするのが望ましい
旅行でいびきが出ないようにしたいなら、「お酒の量は控えめにする」というのが、1つ目のポイントです。
アルコール成分には、神経をリラックスさせる作用の他に、筋肉を弛緩させるという働きもあります。
そのため、お酒を大量に摂取すると、咽頭部の筋肉も弛緩してしまうわけです。
そうなると、筋肉が口蓋垂を支えきれなくなって、喉の奥へ落ち込んでしまいます。
その結果、日頃ほとんどいびきをかかない人でも、いびきをかいてしまうということがあるわけです。
ですから、可能であれば、完全に飲まないというのが望ましいでしょう。
とはいえ、付き合いで飲まなければいけないこともありますから、「少量にとどめる」ということを意識しておきましょう。
可能であれば加湿器を借りよう
旅行先で実践可能ないびき対策の2つ目のポイントは、「湿度を保つこと」です。
湿度が低くなると、喉が乾燥しやすくなって、炎症が起こりやすくなります。
喉に炎症が発生して腫れあがってしまうと、気道が狭くなって、いびきをかきやすくなってしまうのです。
ですから、旅行中の滞在先が乾燥している場合には、定期的にうがいをして、喉の湿度を保つことが大切です。
また、のどあめを活用して喉を保護したり、眠る時にマスクをしたりするというのも有効でしょう。
もし、滞在先で貸し出しをしているのであれば、加湿器を部屋で使わせてもらうというのも効果的です。
枕を持参するのも効果的な対策の1つ
3つ目のポイントは、「眠る時の姿勢に注意する」というものです。
いびきをかきにくい姿勢は、「横向き」ということがよく知られています。
とはいえ、頭の位置が低すぎたり高すぎたりして姿勢が安定しないと、寝つきが悪くなるだけでなく、いびきも起こりやすくなります。
こうした事態を避けるため、荷物に余裕があるのであれば、「自宅で使っている枕を持参する」ことをおすすめします。
これにより、眠っている時の姿勢は安定しやすくなるでしょう。
また、マウスピースやマウステープなど、いびきの発生を抑制してくれるアイテムを持参しておくのも効果的です。
こうした事前の準備をしておくことで、ストレスが軽減されて、楽しい旅行を満喫することができるでしょう。