気持ち良く眠るためのお助けアイテムが、数多く登場しています。
中でも注目を浴びているのは、「睡眠サポート型サプリメント」です。
ここでは、このサプリに含まれている快眠に役立つ成分について確認してみましょう。
リラックス効果があるのは「L-テアニン」や「GABA」
多くの睡眠サポートサプリには、リラックス効果を持つ成分が配合されています。
その代表的なものが、「L-テアニン」です。
L-テアニンはグルタミン酸系化合物で、緑茶などに多く含まれている栄養素です。
この成分には、興奮状態を緩和して脳をリラックスさせる効果があり、睡眠の習慣を改善する働きをしてくれます。
ある研究によれば、睡眠前にL-テアニンを摂取することで多くの被験者は夜中に目覚めなくなった、ということが観察されています。
もう一つ注目されている成分は、「GABA」です。
GABAには、ドーパミンなど脳内で分泌される興奮物質の働きを抑制する効果があります。
また、強いストレスにさらされた時にも、興奮物質の分泌を押さえる働きがあります。
ですから、イライラや興奮状態で眠ることができないという時には、GABAを配合したサプリメントを摂取すると大変効果的なのです。
快眠を促すのは「グリシン」や「ビタミンB群」
グリシンはアミノ酸の一種であり、体内の血管を拡張する効果があります。
これにより、体内に蓄積した熱を効率良く放出することができるようになります。
結果として、寝苦しさから解放され、深く眠ることができるようになるわけです。
眠りが深くなると、それだけ疲労の回復も早くなるので、健康の促進にも寄与すると言えるでしょう。
快眠を支えるもう一つの成分は、「ビタミンB群」です。
ビタミンB1とB12には、体内のリズムを整えたり、神経伝達機能を修復したりする効果があります。
また、ビタミンB6には、睡眠を促すホルモンである「セロトニン」の分泌を活発にする作用があります。
ですから、これらの栄養素を定期的に摂取することで、睡眠の習慣は確実に回復していくことでしょう。
サプリメントの服用と合わせて生活習慣も改善しよう
とはいえ、「サプリメントだけ摂取していれば睡眠の質は改善する」という訳ではありません。
睡眠のリズムが乱れている人は、毎日決まった時間に就寝することや、栄養バランスの良い食事を取ることなど、生活習慣を整えることも常に意識していきましょう。